ナミ「う・・・ここは・・・」
暗闇のなかでナミは目を覚ました。
どうやら、くすぐられすぎて気絶していたようだ。
ナミ「ん・・・だめ・・・」
一応、ナミは手足を動かそうと試みてみたが、
やはり、先ほどと同様、ガッチリとX字に拘束されたままだった。
ボーズ「おう、ナミ、目が覚めたか」
ボーズの声が響くとともに、
パチッと明りが点いた。
ナミ「まぶし・・・・キャぁぁぁっ!」
急に明るくなった部屋で、
はじめてナミは、自分が裸であることに気がついた。
なんとナミは気絶しているあいだに、
衣服を全て脱がされ、
一糸纏わぬ姿で、磔台にX字で拘束されていたのだ。
ボーズ「ふっふ、なかなか良い格好だぞ、ナミ
どうだ、縛られて裸を鑑賞される御気分は?」
ナミ「くっ・・・、相変わらずあんたたちは、最低のクズね
あたしは海賊よ、裸なんて見られたくらい、平気よ」
ナミは恥ずかしさと悔しさに顔を赤らめながらも、
精一杯に強がった。
ボーズ「ほう、また生意気な口がきけるくらいまでは回復したか、
さっき泣きながらおっぱい揉んでください、ってお願いしてたのは
一体、どこの誰だろうなぁ」
ナミ「そっ・・、それは・・・」
ナミは先ほどの自分の痴態を思い出して、
表情を曇らせた。
ボーズ「んー? 思い出せないなら、見せてやるぜ、おい」
雑魚「へーい」
手下の1人がリモコンのスイッチを押すと
天井から大型のモニターが出現した。
そこには・・・・
先ほどのくすぐられて、泣き叫ぶナミの姿が映し出されていた。
映像(ナミ「ぎゃーーっははははははっははははは、おっぱい、おっぱい早く
揉んでよぉぉーーっははははっははははははっははは」
ナミ「死ぬーーっはははははっははは、許じでーーっはははははっははは
はははは、お願いだから、おっぱい揉んでぇぇーーははははっはははは」
ナミ「ぎゃはははっははははははーーははははっははは、乳首、乳首も
触ってーーっははははっははは、コリコリしてええーーははっははは」)
そこには、もはや自分の表情とは思えないくらい、
涙とヨダレと鼻水でグチャグチャになった
滑稽なくらいブサイクな姿で、半狂乱で
「おっぱい揉んで」と懇願する様子が映し出されていた。
ナミ「や、やめて・・・」
ボーズ「んー? 思い出したか?」
モニターを見つめてニタニタ笑いながら
ボーズがそう聞き返した。
ナミ「お・・・思い出したわよ! もう止めて!
約束通り、おっぱいくらい揉ませてやるわよ!」
ナミはもうこれ以上、自分の痴態を見るのは耐えられなかった。
こんな姿を他人に見られるくらいなら、
死んだほうがマシだとさえ思った。
ナミ「さぁ、早く気が済むまで揉みなさいよ、変態!」
ボーズ「おうおう、随分な言われようだなぁ・・、
それでは、おっぱいを存分に堪能させて貰おうか」
ボーズは、ニヤニヤ笑いを一層、深めながら続けた。
ボーズ「ただし! お前のおっぱいを揉むのは俺たちじゃあない」
ナミ「・・・え?! どういうこと?」
ボーズ「おい、あれを運んでこい」
副船長マスク「へい、おい、アメリを呼んでこい、
あいつ無茶してないといいがな」
ナミ「・・・なに?なんなの?」
すると、少しすると
部屋にガラガラという何かを引きずる音が響き渡ってきた。
そして、
1人の美人な女性が、何やらナミが縛られているのと全く同じ
拘束台をガラガラと引きずって登場した。
その拘束台に、磔にされている人物を見て、
ナミは驚愕した。
ナミ「ロ・・・ロビンっ!!」
ロビン「な・・ナミ・・?」
なんとその拘束台には、
あのロビンが全裸で縛りつけられていた。
手足を四隅に拘束され、
口にはギャグボールを咥えさせられ、
ただ運ばれるだけで揺れている豊満なおっぱいも、
エロく生え茂った股間の陰毛も、
こちらが恥ずかしいほどに、生まれたままの全てを晒けだした格好で
縛られていた。
そして、そこに縛られたロビンは、
ナミが見たこともないくらい衰弱していた。
ナミ(あ、あの強いロビンが・・・なぜ・・)
ボーズ「ふっふ、この女はお前が捕まったちょうどすぐ後に、
アメリによって捕獲されていたのだ」
ボーズ「いくら能力者といっても、不意打ちで海楼石の手錠さえ
ハメちまえば、そこら辺のただの女と変わらねーからなぁ・・くっく
あとはこの極上なカラダを堪能しほうだいってわけだ」
ナミ「くっ・・・あんたたち、どこまで卑劣なの・・」
だが、それでもナミは腐に落ちないところがあった。
あの気丈で強気なロビンが、ここまで衰弱しているなんて。
だがナミは、どうやら拘束台を引きずって入ってきた
女性がなにか関係しているであろうことがわかった。
ナミ「あんたたち、一体、ロビンに何したのよ」
ボーズ「ふっふ、なーに、ちょっとアメリの能力で調教してやった
だけだ、なぁアメリ」
アメリ「正確には、まだ調教の途中です。」
アメリと呼ばれた女性は、
パッと見でいえば、ナミと同じくらいの歳か、少し下くらいに見える。
綺麗なブロンドの髪に、可愛いあどけない顔、
服装もどちらかといえば地味で落ち着いた格好で、
とても凶暴そうには見えない。
ナミ(能力ってなに? まさかコイツも悪魔の実の能力者なの?)
そんなナミの心配をよそに、
ボーズはロビンに話しかけた。