今くすぐれるアイドル「脇腹くすぐり券」について

こちらの前話の続きです。

「脇腹」のくすぐり券

くすぐり券には、1%の割合で脇腹のくすぐり券も交じっている。
この券に当たったファンは、脇の下・脇腹のどちらか好きな方をくすぐることができる。しかも時間は30秒だ。

脇腹のくすぐり券の方がレアなのには理由がある。

アイドルの女の子たちは、皆、若くて華奢な女の子が多い。最年少の希など、まだカラダが発育しきっていない女の子もいる。手加減の知らない男性ファンたちが、何時間も彼女たちの細い脇腹を力一杯、グリグリと揉んでくすぐったりしたら単純に危ない。

脇の下ならいくらくすぐっても、(精神はおかしくなるかもしれないが)身体へのダメージはほとんどない。

しかし濃い男性ファンたちの間では、このような理由でより希少な「脇腹くすぐり券」は価値の高いものとして、オークションなどでも高値で取引されていた。特に、脇の下よりも脇腹のくすぐりに弱い女の子の「脇腹くすぐり券」は高値がついた。

例えば、メンバーの瑠璃がそうだ。

瑠璃はルックスは一番可愛いと定評のあるメンバーだが、すごく人見知りで内向的で、あまり愛想を振りまくタイプではなかった。ステージ上ではキビキビとかっこよく踊るし、歌もメンバーの中では抜群にうまいが、ステージ外でマイクを向けられるとモジモジして何も話さない。

トーク番組などでも、声が小さくて「何を言ってるわからないぞ!」と司会者にイジられるパターンが大半である。彼女自身もあまり社交的でないことをコンプレックスに感じていた。

しかし、彼女は脇腹をくすぐられるのが異常に弱かった。

アバラ骨の1本1本の間に指を食いこませ、優しくモミモミしてあげるだけで、手足の拘束具が壊れるんじゃないかと思うほど大暴れし、列の最後尾に聞こえるくらいの大声で爆笑した。

「ぎゃーーーーーっははははははははは、っはっは、じぬっ、
死ぬーっはっはっはっはっはっはっはははははっははは」

「あれー、瑠璃さん!
ちゃんと大きい声も出せるんですね(笑)
ほらー、モミモミモミー!」

「ぎゃーーっははははっはははははははあははっ、
やっ、やべでーっははははっはははははは、許じでーっはははははははっははは」

列に並んでるファンからはどよめきの声がおこる。
あの大人しくて内向的で、声も蚊のように細い瑠璃ちゃんが、「ぎゃーはははは」といって笑っているのだ。信じられないファンがいるのも無理はない。

ある熱狂的なファンは、金にモノを言わせて大量の「脇腹くすぐり券」を買い占め、それをすべて瑠璃ちゃんの列で使ったこともあった。

「ぐふ、今度は、脇の下と脇腹、どっちがいい?」

やや気持ちの悪い見た目のおじさんが、脇腹くすぐり券を手にヒラヒラさせながら彼女の前に立つ。この日、彼が瑠璃の前に現れたのはもう6回目だった。

「ひくっ、もうやだぁっ、
脇腹はいやでずっ、脇の下にじでぇ、
お願いじばずっ」

これはファンにとってはゾクゾクする瞬間でもある。

日常生活では何ものでもない男性ファンたちが、本来なら手の届かないアイドルの女の子たちに、「お願いっやめてっ」とか、「お願いします」と半泣きで懇願されるのだ。こんなに自尊心や支配欲が満たされることはない。くすぐれるアイドルを企画したプロデューサーは、そうした男性の心理まで利用していたのだった。

もちろん、優しいファンなら本当に泣きながら「許してくださいっ」と懇願すれば、くすぐりを手加減してくれたり、一切くすぐらない男性もいる。だから彼女たちもイベント終盤になると、恥もプライドを捨てて、ファンの男性に「くすぐらないでくれ」と懇願する。

だが、この男性に懇願は意味がなかった。

「ぐひひっ、どうしよっかなー?(笑)」

ニヤニヤしながらそういう30代男性。
小太りで汗をかき長髪にヒゲを伸ばし、いかにも不潔そうなニート生活をしてそうな男性。彼はこの日のために1年間お金を貯め、借金をしてまで瑠璃の脇腹くすぐり券を買い占めてきたのだった。

「でも瑠璃ちゃんは、
おっきい声を出す練習しなくちゃ、でちゅからねー」

「いやぁっ、やめて、許してくださいっ」

「ダメダメでちゅ。
我儘はよくないでちゅよ
ほーら、モミモミモミ」

「ぎゃぁーっはっはっはっはっはははははははははっははっ、
やべでーっははははははははははーっ、、ほんどっ、無理ーっははは
あーっはっはっははははっはっはっ」

ここで死ぬほど屈辱的な事件がおこる。
ゴツイ男性の手で細いウエストを掴まれ、あまりに容赦なく脇腹をモミモミされたため、瑠璃はオナラが出てしまったのだ。

ぷぅううぅうううぅ~

「いやぁあーっはっはっはははははっ、ちがっ、ダメーっはははははっはははははは」

あまりに恥ずかしい音が出たので、パニックになる瑠璃。

女の子のアイドルといえども、オナラは生理現象なので仕方ない。
腸マッサージなど、お腹のマッサージでもオナラが出てしまうことはよくある。まして手足を拘束されて抵抗できない状態で、脇腹をモミモミされたら仕方ない。

だが人一倍、羞恥心の強い瑠璃には耐えられないことだった。

あの恥ずかしがりの留美が、必死に大きな声を出してオナラの音をかき消そうとする。
顔は真っ赤で目には涙を浮かべている。当たり前だ。アイドルの女の子が、ファンの男性の前でオナラするなんて、あってはならないことだ。

紳士なら聞かなかったことにしてあげるだろう。
だが、今回は相手が悪かった。

「あれれれぇ、
瑠璃ちゃん、オナラしちゃったんでちゅか?」
「恥ずかしー! ダメでちゅよっ、女の子なのに」

なぜかテンションが上がるあまり、
後ろの列にも聞こえるくらい大声えを出すファンの男性。

内向的で大人しい女の子ほど、羞恥心が強くて人目を気にする性格であることは珍しくない。彼女もそうだった。それが、大声でオナラをしたと吹聴され、彼女のアイドルとしてのプライドはズタズタだった。

「アイドルが人前でオナラしちゃダメでちゅよっ!
お仕置きでちゅ! ごめんなさいしなさいっ!
モミモミモミー」

「ぎゃーはっはっはっはっはっ、本当無理だっでばぁーっはっはっははははははっ、
おがじぐなるーっははははっはははははははははっ」

彼は興奮のあまり、30秒ギリギリまで、瑠璃ちゃんの脇腹を揉み続け、最終的にはスタッフに無理やり引きはがされた。

「ぐふっ、ぐふっ、もう30秒か。
じゃあね、瑠璃ちゃん!
あと10枚あるから、また戻ってきまちゅね?」

「次はオナラしちゃ、ダメでちゅよ!」

「ひっく、もういやぁっ」

各メンバーの紹介

ちなみにアイドルの女の子は皆違うタイプの女の子である。
こっから話の構成上、一応、各メンバーを簡単に紹介しておこうw

希 ・・・ とにかく明るくてハシャいでる元気な最年少メンバー。まだ現役の中〇生である。ズケズケと歯に衣を着せぬ物言いや、大人にも遠慮せずに絡める性格、失礼なことを言っても許されるキャラから、トークイベントなどでもいつも彼女が出てると盛り上がりやすい。痩せていてまだ胸も小さいが、顔も一番小さくて可愛い。

里美 ・・・ 年上のオジサンに甘えるのが上手で、いつもふわふわした服装にスカートを履いているような、甘め担当。上目遣いで少し鼻にかかった喋り方をするブリッコだが、やり過ぎ感はない。適度なあざとさや、ときどき見せる毒舌、また下ネタにも抵抗なく楽しそうに笑うところから、年上の男性人気が高い。胸も大きめ。

朱莉 ・・・ グループのリーダー。真面目で責任感が強く性格もハキハキしていて、デビュー時からずっと黒髪の正統派アイドル。勉強もできて運動経験もあり、明るく社交的な「良い子」である。だが笑いを取るような面白いことをポンポンいうタイプではない。胸はCカップ。

瑠璃 ・・・ ルックスは一番可愛いと定評がある。だがとにかく人見知りで、カメラを向けられてもモジモジしてあまり喋ろうとしない内気な女の子。歌や踊りも上手くステージではすごくカッコいい。音楽やダンスには一番ストイックだが、トーク番組などでは全然喋らない。ファンに愛想を振りまくのもあまり得意でない。

優亜 ・・・ やや年上のお姉さんメンバー(20歳)。身長も5人で一番高くて手足が長く、ファッションなども一番洗礼されていて大人っぽい。ハーフ顔。女性誌のモデルもやっているため女性人気も高い。少しSっぽくて男に媚びない。だが、全く勉強ができない、意外と天然などのイジりやすいギャップあって、ファンからの好感度は高い。

次はくすぐり交流会での1人ずつの様子を見ていこう。
(多分続く)

いま脇の下をくすぐれるアイドル

20XX年の日本。
アイドルの業界は空前のブームで盛り上がりを見せていた。だがその競争はどんどん激化し、コンセプトはどんどん細分化されてマニアックになっていた。

例えば、新しく登場したのが「脇の下をくすぐれるアイドル」。
若くて可愛い女子〇学生5人組のアイドルだ。

普通に歌ったり踊ったりするアイドルなのだが、普通のアイドルと違うところがある。それはCDに同封されている「くすぐり券」を入手すると、くすぐり会に参加することができ1人15秒間、好きな押しのアイドルの脇の下を15秒間、コチョコチョできるのだ。

くすぐり交流会の仕組み

当日、5人のアイドルのメンバーたちは、全員、X字の拘束具に手足を広げる格好で、立ったまま拘束されている。もちろん衣装はノースリーブで脇の下は丸出しだ。脇の下を自分で閉じることはできないし、逃げることもできない。

ファンは好きな押しのアイドルの前に1列に並ぶ。
先頭から1人ずつスタッフに呼ばれる。呼ばれたファンは前に出て、拘束されているアイドルの目の前に立つ。1人につき15秒間の時間が与えられる。

この15秒間は、好きなだけ脇の下をくすぐることができる。
脇の下以外を触ることは一切許されないが、脇の下の触り方・くすぐり方は自由だ。またくすぐっている間は、自由にアイドルの女の子に話しかけることができる。

初めての方だと、

「ずっとファンでした!」
「今日は会えて感激です!」
「本物もめちゃくちゃ可愛いですね!」

などと話しかけながら、脇の下をくすぐる男性ファンが多い。
プロ意識の高いアイドルの女の子は、なんとか「ありがとうございます!」と答えて、ファンと15秒間、会話をしようと試みる。だが、脇の下をコチョコチョされてしまうので、ほとんど会話にならないことが多い。

「ぎゃっははははっはははははーっ、あっ、ありがーっははははっはははは、ひっひひひっ、くすぐったいーっはっはははははっははっ、だめーっははははっははっ」

自分では閉じられない脇の下を、はじめて会う男性ファンにコチョコチョとくすぐられて、顔をクシャクシャにして爆笑するアイドルたち。

特にくすぐりに弱い子の場合は、ほとんど会話なんて成立しない。ファンに何を話しかけられても、ただ15秒間、「ぎゃはははははっ」「やめてっ」と無様に笑い苦しむだけで終わる。

本来なら、ファンと交流する握手会などの場は、自分をアピールする場でもある。
そのため、アイドル達は、できるだけ可愛い顔と声を作って、ブリッコをしたり、優しくお姉さんのように接したり、自身のキャラを演出する。

だが、このくすぐり交流会では、アイドルは顔やキャラを「作る」ことができない。6~7時間のあいだ、代わる代わる15秒ずつファンに脇の下をくすぐられて、男性の前でみっともなく大口をあけて爆笑したり、苦しそうに飛んだり跳ねたり、ときには、半泣きになってくすぐられるのを嫌がる。

そこでは、本当のありのままのアイドルの姿が見れる。それが、くすぐれるアイドルという訳のわからないコンセプトが、意外にもヒットした理由だった。

当日のくすぐり交流会の様子

交流会にはアイドルの休憩時間はない。
会場の人数にもよるが、基本的には6~7時間のあいだ、休憩なしで代わる代わるファンに脇の下をくすぐられる。その間、手足の拘束具は1度もほどいて貰えない。それが暗黙のルールである。

イベント中は、脇の下を散々くすぐられて、汗をかいても、涙を流しても、あるいは、ヨダレを垂らしたり鼻水を出してしまったりしても、スタッフは顔を拭うことすらしてくれない。だから後半になればなるほど、綺麗なメイクは崩れ、アイドルの顔はぐちゃぐちゃになる。

こんな状態で

「今日もすっごく可愛いですね!」

とか言われながら、ファンに脇の下をくすぐられるのは、もはや嫌味である。

くすぐり会も終盤にもなると、およそアイドルとは思えない顔を公衆に晒すことになる。コチョコチョされ続けたアイドルは笑い疲れ、くすぐりに弱い子は「もうやめてっ」と泣き叫ぶこともある。全身にぐっしょり汗をかくため、衣装はピッタリと身体に張り付き、下着が透けたり、恥ずかしい身体のラインが丸見えになる。

それが楽しみなファンは終盤に来るし、可愛い顔のうちに会ってくすぐりたいファンは最初に来る。

もちろん本当に熱心な濃いファンは、朝からイベント終了まで1日中いる。

「やっほ、希ちゃん! また来ちゃった!」
「やだっ、待って、もうやめてーっはっはははははははははははっ、
ぎゃーっははっははははははっははははっ、はははははっ」

「ほーら!希ちゃんの脇の下、こちょこちょこちょー♪」
「だーはっはっはっはははっはっははは、だめだめーっはっははははははっ」

CDを1人で2枚以上買ってくすぐり券を複数入手した場合、列の最後尾から並びなおせば、1人で何回もアイドルの女の子をくすぐることができる。執拗なファンなどは1人で何十枚も買って、何回も何回も列に並んでくすぐりにくる。

メンバーの中でも最年少で、一番脇の下のくすぐりに弱い希は、いつも最初に泣き出すことでファンの間でも有名である。そのため、必死に嫌がって泣き叫ぶ女の子をコチョコチョして笑わせたいというサディスティックなファンは、希の列に1日中並ぶことも多い。

脇の下のくすぐり方

アイドルの女の子は15秒間、ファンに脇の下をくすぐられては、次の人が呼ばれるまでの間隔(10~15秒)だけ休憩する。そしてまた次のファンに15秒間くすぐられる。

これが永遠と繰り返されるのでイベントの間、女の子はずーっとくすぐりに慣れることはない。まるで終わることのない拷問をされているような気になってくる。

脇の下のくすぐり方も、ファンによって様々だ。
それが、またくすぐりに慣れることを困難にしている。

例えば、同じ脇の下をくすぐるだけでも、優しくサワサワとくすぐる人もいれば、人差し指で円を描くようにくすぐる人も、5本指でワシャワシャとくすぐる人も、爪をたててカリカリとくすぐる人もいる。また通な人は、脇の下のツボを指で突いたり、グリグリと押し込むようにくすぐる人もいる。

「優亜さんは、こうされるのが弱いんですよね?」

そういって1人の男性ファンが、優亜の脇の下の一番深い窪みに両手の人差し指をあてがう。美人ですらりとした体型の優亜は、脇の下の窪みに人差し指をあてがわれて、その大人っぽい顔を苦痛と恐怖に歪ませる。

「…だめっ、やめてくださいっ….」
「そーれ! 優亜ちゃん、つんつん攻撃だ! 
つんつんつんつん!」

「ぎゃーーーーーっははっははははははっははははっ、
それダメーっ、ははははっ、それは本当ダメーーっはっははははははは、
息っ、息できないーーーーっはっはははははっはははははははっ」

「えー、
でもまだ10秒もあるよー、優亜ちゃん。
そーれ、つんつんつんつん(笑)」

メンバーの中で一番大人っぽい優亜。
女性向けの雑誌などでもモデルとして活躍しているカッコいい系の彼女が、ファンの男性に脇の下をツンツンされて、気がおかしくなったように長いサラサラの髪の毛を振り回し、爆笑している。

「あの大人っぽくてクールな優亜さんが、
人目も憚らずに、胸を揺らしながら笑い悶えてる姿を見るのが一番好きなんだよなぁ」
「わかるわかる! だから俺も優亜さん押しなんだよねー(笑)」

くすぐりの趣向もファンによってさまざまである。

単純に女の子が可愛く笑っているところを見たい、という健全なファンもいる。一方、自分がこの子を無理やり笑わせているんだ、という征服感に満足するファンもいる。

女の子が笑い疲れて半泣きになっていたら、くすぐらずに15秒間休ませてくれるファンもいる。「笑ってるところは見たいけど…、大好きなアイドルが泣いてるところは見たくない」という健全で優しいファン。

しかし一方で、「もうやめてっ」と泣いてるところを無理やり笑わせたい、というドSなファンも多い。普段は可愛い衣装をきたり、カッコよくステージで踊っている彼女たちの綺麗な顔を、鼻水とヨダレでぐちゃぐちゃな顔に歪ませたい、というファンたちだ。

結局のところ、こういうファンたちが一番熱心にCDの売上に貢献し、たくさんの「くすぐり券」をオークションで買い集め、何度も何度もくすぐりの列に並びに来るから、女の子にとっては地獄だ。

次話:いまくすぐれるアイドル「脇腹くすぐり券」について

年下の女子学生たちに絡まれてくすぐり責めにされたOLたち

金曜日の夜。
今年で23歳のOLの芹那は、大学時代にお世話になっていた、同じサークルの先輩の24歳の女性 麻衣先輩と飲み明かしていた。2人が再開するのは1年振りで、積もる話しで盛り上がった。

とにかく明るくて声も大きく豪快なタイプの美人の麻衣先輩と、どちらかというと大人しくて慎重で人見知りなタイプの芹那。髪色も明るくてメイクも派手めの麻衣先輩に対して、黒髪でスッピン風メイクの芹那と、ファッションも対照的だ。2人は正反対のタイプだからこそ、相性がいいのか、大学時代から仲が良かった。

この日は、何件か居酒屋やバーを梯子して2人ともかなり酔っぱらっていた。

「クラブに行こ! クラブ!」
「今日は良い男探すよ!」
「えぇ、クラブなんて怖いし嫌ですよぉ」
「ばーか、そんなこと言ってたら次の彼氏できないよ!」

先輩の麻衣さんが大声でそういいながら、2人で繁華街の奥の道を歩いていく。
2人ともまず男に困らないくらいの美人だが、ちょうど彼氏と別れたばかりで、次の出会いを探していた。

裏道の角を曲がったところで、芹那は正面から歩いてきていた3人グループ知らない女性にぶつかった。
酔っぱらって少しフラフラしている麻衣先輩に気を取られていて、女性の1人に正面からぶつかってしまった。
向こうの女子3人組も、明らかに喋りながら、よそ見をして歩いていた。

思いっきりぶつかって芹那は吹っ飛び、尻もちをついて倒れる。
カバンの中身も床に散らばってしまった。

女子3人組「いってぇー、何?」
芹那「あ、ごめんなさいっ」

女子「真っすぐ歩けよ、うぜー」
女子「気を付けろよ、ブス」

女性3人組はびっくりするほど口が悪かった。

あんまり今時、都会にはいないタイプのガラの悪さである。
顔を見る限り、すごく若い年齢に見える。
皆、18歳くらいだろうか。もっと下かもしれない。

「ご、ごめんなさいっ」

芹那はさっさと謝って、なるべく関わらないように、床に散らばった持ち物を拾ってその場を立ち去ろうとした。こういうコたちには、関わっても碌なことがない。

しかし、昔から喧嘩っ早く強気な麻衣先輩は、酔っぱらってることもあり、女子3人組に絡みはじめた。

「おい、アンタたち。
待ちなよ、その態度、なに?」

麻衣先輩は、昔から年下の礼儀とか態度には厳しかった。

「い、いいんです、先輩!
私がぶつかったの! 行きましょうっ、
すみませんでした」

「よくないよ!
コイツらの方が、よそ見して歩いてたじゃん!
悪いのはお互い様でしょ?」

「あ? 何? このババア(笑)
なに必死になってんの?(笑)」

「なっ、ババアぁっ?!」

酔っぱらってるのもあって、麻衣先輩は女子グループの方に詰め寄った。
麻衣先輩は女子1人の髪の毛を掴む。

「あんた、ガキのくせに口の利き方しらないのね。
芹那に謝りな!」

「もうやめてよ、先輩ー、行きましょうっ」

その裏通りは、別の通りにある繁華街に抜けるための少し人気のない道だった。
あまりガラの良い場所でもなさそうなので、芹那は早くここから立ち去りたかった。
何となく嫌な予感がしたのだ。

そして、芹那のこういうカンは大体よくあたる。

「なになに、どしたの?」

女子3人よりもさらにタチの悪そうな女5人がどこからともなく現れたのだ。
これで向こうは合計8人である。皆、年齢はわからないが、見た目は中高生くらいに見える。

「なんかー、このババアがぶつかってきた癖に、
謝れとかって因縁つけてきて、絡まれてんのー」
「まじ? 何なの、アンタら」

8人の女子に囲まれる芹那と麻衣先輩。
いくら若い子供に見えるからって、8人に囲まれると芹那としては怖い。
それに最近の若い子は何するかわからないとも聞く。

「ごめんなさい、もう行きますから、
すみませんでした」

だが、酔っぱらって戦闘モードになってる麻衣先輩は、なぜかイケイケである。
今にもつかみかかって喧嘩をしそうな勢いだ。
と、後からきた女の子の1人が、いきなりスタンガンのようなものを麻衣先輩に押し付けた。

「ぎゃっ」
気を失ってしまう麻衣先輩。

「せっ、先輩っ!」
先輩に歩み寄ろうとした瞬間、芹那のカラダにも、ビリっと電気が走った。
そのまま芹那は気を失った。

密室

(うぅぅ….う….)

芹那はうっすらと目をあけた。
まだ記憶がボヤけている。目に飛び込んでくる光がまぶしい。
頭がズキズキと痛い。

(そういえば…、なんか、裏道で若い子たちに
絡まれたんだっけ…。、どうなったんだっけ…。)

ボーっとした頭に、麻衣先輩のカン高い笑い声が飛び込んでくる。

「あーはっははははははははっははははっ」

先輩の笑い声を聞いて、とっさに安堵感につつまれる芹那。
何があったかあまり覚えていないが、とにかくここは、麻衣先輩の部屋か、友達の部屋かどこかなんだろう。麻衣先輩は誰かと楽しく喋ってるに違いない。

(なんだ….、私たち無事だったのか…。
もお先輩ったら。酔っぱらって喧嘩するのはやめてよねぇ)

だが、耳に飛び込んでくる麻衣先輩の声の様子が、どこかおかしいことに気づいた。

「ぎゃーっははっははははははっははははっ、やめでっ、やめでくださいーっはははっははははははっ、
お願いーっはっははははははっはは、苦じいっ、もう許してーっはははっはははははっはははははっ」

麻衣先輩が、楽しいときに高い声で大笑いするのは、いつものことだ。
しかしその笑い声には、明らかに泣き声が混ざっていた。
そう。苦しそうなのだ。

「やめてーっははっははははははははっ、ひーっひひひひひっひひひ、息っ、息できないーっひひひひひっひひ、
許してぐだざいーっひひひひひっひひひひ、もうやだーっはははははっははははは」

よく聞くと尋常ではない。
麻衣先輩は、大笑いしながら「やめてっ」「許してっ」と懇願している。

(………….え? 何? どういうこと?)

ようやく芹那は脳が動き始めた。

(….そういえば、私たち…、
彼女たちに気絶させられたんだっけ?
あの子たち、スタンガン持ってたよね…)

そしてその時点で、芹那は自分が後ろ手に縛られて寝かされていることに気付いた。
ここはどこかの事務所の一室なのだろうか。エアコンの効いた暖かい部屋で、自分は服を着たまま後ろ手に縛られ、床のフロアに転がされていた。

(….な、何これっ!)

なんとかカラダを捩っておきあがる芹那。
…すると、想像を絶するとんでもない光景が飛び込んできた。

「ぎゃーーはっははははははっはっ、もう許じでくだざいーっはははははっははははっ、
私が悪かったがらーっはははっはははははははは、きぃーひひひひっひひひひ、」

麻衣先輩は、服をすべて脱がされ、素っ裸でX字の拘束具に立ったまま手足を拘束されていた。
両足を限界まで開き、両手もバンザイしたまま左右に広く開いた状態で、立ったまま拘束されている。

そしてその周りを、6人くらいの女子が取り囲み、全員で麻衣先輩をくすぐっていたのだった。

「ほーら、バンザイしましょうねー。こちょこちょこちょこちょー」
「さっきのお礼にたっぷり可愛がってあげるからねー」

「ぎゃははははっ、ぐははははははっ、死ぬっ、死んじゃうーっははははははっはははははっ
いやーっはははっははははは、勘弁じでっ、許しでぐださいーっはははははっははははっ」

芹那はその光景を見てゾッとした。

麻衣先輩は、明らかに限界をこえていて半狂乱になっていた。
一体、何時間くらいくすぐられていたのだろう。
全身から汗を拭き出していたし、髪の毛まで雨に打たれたようにビショビショになっていた。

顔は、泣いているせいなのか、汗をかいているせいなのか、
メイクが崩れてグチャグチャになっていた。

よほどくすぐったいのだろう。
麻衣先輩は、手足を拘束されたまま、首をブンブンと左右に振り、
大きなおっぱいを揺らして汗を巻きらし、鼻水を垂らしながら泣きながら笑っていた。

6人の女子たちは、グルっと裸の麻衣先輩を取り囲み、
文字通り全身をコチョコチョとくすぐっていた。

「ねえねえ、脇の下、閉じないならまたくすぐっちゃうよー?(笑)」
「いやーっははっははははははははっ、やめでっ、許じでーっははははっはははははははっ、
もう脇はいやーっはははははっははははっ」

「じゃあ、早く閉じなよー(笑)
3-、2-、1-、はい、時間切れー。コチョコチョコチョ」

「がーっはっははっははははっははははははははははーーっははははははははははっ、
わ、脇は本当だめでずーっはっはっははははははは、お願いじますーっはははははははっ
気がっ、おがじくなるーっはっははははっははははは」

手足を拘束されているんだから、脇の下を閉じれるはずがない。
ネチネチと意地悪なことを言いながら脇の下をくすぐっているのは、さっき、芹那にぶつかって、麻衣先輩に髪の毛を捕まれていた女の子だった。

「えー、くすぐったいのは脇の下だけなのー?」
「ひどー! 脇腹もツボ入れて本気でくすぐっちゃお(笑)」
「じゃあねー、私はアナルをくすぐっちゃおっかなー(笑)」

「ぎゃはははははははっ、ダメダメダメダメーっはははははははははっははははっ、
全部っ、全部きついでずーっはははははははははははっ」

後ろに立っている女の子は後ろから麻衣先輩の脇腹を揉みしだき、
下に屈んでいる女の子は、膝から股下までを何度も往復しながら太ももをくすぐっている。
他にも、横に立って腰をくすぐっている子や、首をくすぐってる子、おっぱいをくすぐってる子もいた。

とにかく、手足を全く動かせない状態で、裸のまま全身を余すことなく6人がかりでくすぐられていた。
想像するだけでも、見ているだけでも全身がゾワゾワする光景だ。
くすぐりが大の苦手の芹那は、思わず「ひっ」と声を上げてしまった。

(…..何なのこれ、何なのこれ、何なのこれ)

すぐにでも「やめてあげてっ!」と声を上げたいところだ。
だが、芹那はとある恐怖から、それを躊躇していた。

(も、もし私が起きてることに気付かれたら….、
わ、私も同じことされるのっ?!)

(いや!絶対いやだっ!
6人がかりでくすぐられたりしたら…、
ぜっ、絶対死ぬっ)

あの強くてプライドの高い麻衣先輩が、6つ以上も年下の女の子にコチョコチョされて、
「やめてくださいっ」「許してくださいっ」と、恥もプライドも捨てて泣きながら懇願してるのだ。
もともとくすぐりの弱い芹那に耐えられるはずがない。

(み…見なかったことにして、
また床に転がりなおそう….)

芹那は、何も気づかなかったフリをしながら、こっそり、ゆっくりと音をたてずに、また寝たフリに戻ろうとした。
(私だって手首を縛られてるんだから、声を上げたって助けられるはずない…)
そう自分に言い聞かせて、ゆーっくり姿勢を倒しはじめた、そのとき。

「おっはよー」
「ひぃぃいっ!」

芹那はいきなり横から1人の女子に声をかけられた。
この子の顔は覚えている。あとから現れた6人組の中でもとびきり可愛くて、しかもガラも悪そうだったからだ。
そういえば、スタンガンを取り出したのもこの子だ。

「今さぁ、お姉さん、
見なかったフリしてまた寝ようとしたでしょー(笑)
ひっどーいっ(笑)」

「い…いや、そんな…っ」
「一応、あんなんでも先輩でしょー?(笑)」
そういって麻衣先輩の方を指さす女の子。

「みっともないよねぇー。
威勢よく喧嘩売ってきたくせに、ちょっと皆でコチョコチョしてあげただけで、
泣いちゃってやんの(笑)」

そういってニコニコしながらこっちを向く。

「お姉さんも、あの姿、みっともないなぁって思うでしょ?」
「え…っ、い、いや、その…..」

「…..は?何?」
「いや、みっともない!っ….と、思いますっ…」

6つも年下の女の子にすごんで睨まれ、思わず先輩を売ってしまう芹那。
少しだけ罪悪感に襲われる。だが、正直みっともないのは事実だった。

今までカッコいい先輩の姿しか見たことのなかった芹那は、くすぐられている半狂乱になっている麻衣先輩をみて、少しだけ「カッコ悪い」と思わずにはいられなかった。

「ほーら、脇の下こちょこちょー」
「おっぱいこちょこちょー」
「おしりもこちょこちょー」
「脇腹もみもみー」

「ぎゃーっははっははははははっははははっ、無理っ、許してぐだざいーっはははっは
ははははっははははははっ、もう、もう逆らいばぜんーっはははははははっははは」

手足が動かせいない状態で、6人がかりでくすぐられるのは、大の大人でもかなり過酷だ。
それは芹那にもよくわかっていたが、それでも子供にコチョコチョされて泣かされる大人の女性、という構図は、みっともなかった。まして、普段の麻衣先輩を知っていれば尚更である。

「大丈夫だよ、
アンタは真っ先に謝ってたらしいし。
あの場でも、先輩を止めて立ち去ろうとしてたんでしょ?」

「え?…は、はい」

「なら、アンタには何もしないよ。
私たちが嫌いなのは、ちょっと先に生まれただけの癖に、
勘違いして調子乗ってる女だけだからねー」

たしかに、芹那は何度も麻衣先輩を止めようとした。
年下だからといって、すぐに上から強く当たるのは先輩の悪いところだった。
その意味では、自業自得という気もしてきた芹那。

「あのー…、
先輩を許してあげてくれませんか?」

「うーん、ダメダメ。
あの女はねぇ、これからまだ調教メニューがあるのよー(笑)
とりあえず、カメラの前でおしっこ漏らして謝るまでくすぐるの」

その言葉に再びゾッとする芹那。
成人にもなって、くすぐられてお漏らしをするなんて女性としては絶対に避けたい。
だが、麻衣先輩の運命はもう確定しているようだった。

「その後はねー、ま〇こにバイブ入れて、
おしりの穴に浣腸して、そのままくすぐりかなー。
あ、もちろん全部ビデオに録るよ」

「…………….(絶句)」

「あ、アンタはもう帰っていいよ。
駅まで知り合いの男に車で送らせるから。
ココの場所がわからないように目隠しだけさせて貰うけどね。」

「….は、はい….」

「アンタの先輩もちゃんと返すから心配しなくていいよ。傷つけたりもしない。
ただ、私たちに生意気な口を利いたことを、たーっぷりカラダで反省して貰うけどね(笑)」

こうして芹那は先に開放された。

(多分続かない)

硬派だけど実はMでくすぐりフェチの彼氏が、彼女にくすぐられる話

私の大好きな自慢の彼氏のマー君。

最初会ったときはちょっと怖そうだなと思ったけど。
長身で細マッチョで、睨むとちょっと人相が悪い。
怒りやすくてすぐ他の男の子とも喧嘩する。
口もちょっと悪い。

でも私にはすごく優しいの。

頭を優しくナデナデしてくれるし、
頼りがいがあって、ちょっと俺様でカッコいい。
「お前には俺がいるだろ」
と甘い言葉も囁いてくれる。

でも何よりも愛しいのは、
彼には私しか知らない秘密があるところ。

実は彼、くすぐりフェチっていう性癖みたいなの。
女の子にコチョコチョされると興奮するみたい。

最初、そのことに気付いたのは、彼氏の動画の視聴履歴にそんな動画がたくさんあったから。
男子が手足を縛られて、女の子にひたすらコチョコチョとくすぐられてる動画なの。

「もしかして…、マー君、こういうことして欲しいのかな」

私には全く未知の性癖だったけど、マー君が喜ぶならやってあげたかった。
それに、私の前ではいつも完璧にカッコいい彼に、こんな性癖があるって知らなかったから、ちょっとだけ嬉しくなった。
だからある日、2人でソファーでイチャイチャしてるときに言ってみたの。

「ねえ、マー君ってさぁ、
もしかして、くすぐって欲しかったりする?」

聞いた途端、マー君は明らかに同様してて、飲み物を吹き出しそうになってた。
「そ、そんな訳ねーだろ」とすぐに否定する彼。

でも「くすぐって欲しい?」って聞かれて、すぐに
「そんな訳ねー」って反応するのはおかしいよね(笑)
普通、意味がわからないと思うよ。彼氏は嘘をつくのも下手なの。

私はだんだんちょっとだけ意地悪な気持ちになってきたの。
普段は彼氏に責められる側だから、たまには責めてみたいなって。
私は彼の顔を覗き込んで言ったの。

「正直に言ってくれたら、私がコチョコチョしてあげるよ?」

彼は明らかに顔を真っ赤にして、
ドキドキと期待が入り混じった目をしてたから、
もうバレバレなんだけど。
私から顔を逸らして、

「だから、そんな訳ねーって、やめろよ」
だって。

私の前ではいつもカッコつけてる彼は、なかなか素直に認めようとしないの。
強がりなんだから。私は強行することにした。

「ほーら、こちょこちょこちょこちょー」

そういって彼氏の脇腹を揉み揉みとくすぐってみたの。

「ぎゃーっははっはははっ、やめろっ、やめろーっはははははっ」

彼氏は、すっごくくすぐりに弱いみたい。
必死に抵抗してすぐに私の手を押さえてしまったの。
「ほ、本当にやめろって」

本当は嬉しいくせに。
「わかった。もうしない」
そういって、彼氏が手を離した瞬間、またくすぐりを開始したの。
今度は、彼の脇の下に手を突っ込んで、窪みをコチョコチョしてみた。

「ぎゃーははっははははははっははは、だめっ、やめろーっはははははっははは」

今度は簡単に逃げられないように、彼氏に馬乗りになって、そのまま押し倒すようにして脇の下をくすぐったの。

上半身を密着させて、顔を近づけながらくすぐるの。
カラダを密着させたら、彼氏も私の手を押さえるのが難しくなる。
彼は優しいから、私をカラダごと付き飛ばしたりできないことはわかってたから。
それを逆手にとった。

「ほーら、こちょこちょー、こちょこちょー」
「ぎゃーっはっははははっはははははっ、やめてーっははは、ユノ、マジでやめてーっはははははははっはははは」

私が抱きつきながら脇の下をくすぐってるから、
彼氏は私の手を押さえることもできない。
無理に暴れたら、私に肘打ちすることになっちゃうから。

だから、彼は両手を上げたまま必死にカラダをよじって逃げようとしてるんだけど、
私は絶対逃がさないの。ごめんね(笑)

「こちょこちょこちょー」
「あーあっはははははっはははははは、そ、それやめてくれーっはははっははははははっ」

耳元で『こちょこちょ』って言いながらくすぐるのを必死に嫌がる彼。
それに顔を真っ赤にしてるの。
男子って女の子にコチョコチョされるの、恥ずかしいのかな。

くすぐられてる彼氏は、子供みたいで可愛い。

それに私が上になって、密着して抱きつきながらくすぐってるから、彼氏のアソコが膨らんだのもすぐにわかっちゃった(笑) 男子ってそこが正直だから、可愛いよね。
ひとしきり、くすぐった後、私は言ったの。

「私、マー君がそういう動画見てるの知ってるの。
私がやってあげるから。ね、いいでしょ?」

彼氏は、いつもの強気で尖った感じじゃなくて、
子犬みたいな恐怖と期待が入り混じった目で私を見てた。
こんな顔もするんだ。

-3カ月後

「ぎゃーっははっははははははっはははは、もうやめてーっはっははははははははは、
やめてっ、ユノ、やめてっーっははははっはははははははは」

「だーめ、まだ5分だよ?
マー君は、男の子なんだから、もっと我慢しなくちゃ」

私は彼氏を全裸にして、立ったまま、
バンザイの格好で両手を拘束して、脇の下をくすぐってた。
あれから3カ月、大分、くすぐりプレイも板についてきたの。
彼氏のために、拘束具も買ったし(笑)

「あーっははっはははははっはっははっ、もうダメっ、ギブーっはははっははははっははは
ユノっ、ギブだからーっははっははははははっはははっ」

相変わらず、普段の彼氏はカッコよくて強気で硬派だけど、
脇の下をくすぐられてるときは、本当に子供みたいなの。

顔を赤くして、必死にカラダをよじって、「もうやめてっ」「もうやめてっ」って。
知り合いの小学生の甥っ子をコチョコチョしてるみたい(笑)
普段の彼の姿を知ってると、ちょっと信じられない気持ち。

「さっきもギブしたばっかりでしょ?
我儘言うなら、5分追加するよ?」

私の言葉責めもだんだん上達してきたみたい(笑)

最初は、言葉責めとか私も照れるし恥ずかしかったけど。
彼氏を裸にしてコチョコチョしてると、アソコの反応で彼がどんなことを言われると嬉しいのか、わかっちゃうから(笑)
だんだん楽しくなってきちゃった。

例えば、くすぐるときは思いっきり子供扱いしてあげるの。

「ほーら、マー君、お遊びの時間でちゅよー、
コチョコチョコチョコチョー、くすぐり楽しいでちゅねー?」

「あーっははははっはははははははっ、やめろーっははははははっ、はっは、やめてーっはははははっはははは」

これ、言うほうも少し恥ずかしいけど(笑)
でも、やられるマー君はもっと何倍も恥ずかしいみたい。

泣きそうなくらい顔を真っ赤にしながら、でも脇の下は閉じれないから、コチョコチョされて「お願いっ、やめてーっはははは」って大笑いするんだけど…。そのとき、今まで見たことないくらい、彼のアソコがギンギンに勃起してたの。びっくり。

こんなこと言われるのが好きなんだって(笑)
彼以外の男だったら、ちょっと引いちゃうかもだけど。でも、もともと大好きで仕方ない彼だから、なんだかすごく可愛く思えちゃって、もっとイジメたくなるの。

「やめて、じゃないでしょ?
マー君、こうやって女の子にくすぐって欲しかったんでしょ?」

「女の子にコチョコチョされるのが好きなんて、恥ずかしいねー、マー君。
私が彼女じゃなかったら、引かれてたかもよ?」

「ちがーっはははははっ、言わないでーっはははははっははははは、もうやめてーっはははははっはははは」

いくら口で「やめてっ」って言ってても、アソコを見たら本当は喜んでるのがわかるの。
「俺はいま興奮してますっ!」って自分で宣言してるみたいなものだからね(笑) 手を縛られてるからアソコを隠すこともできないし。 正直に性癖を告白させられちゃうんだから、男子ってすごく恥ずかしいよね(笑)

「まだだーめだよ、コチョコチョコチョー」
私はそのまま、15分くらい脇の下をくすぐり続けるの。

あとは好き好き責めっていうのも私のお気に入り。
くすぐりながら、「私のこと好き?」って聞くの(笑)

でも普段は、あんまり正面から好きとか言わない彼だけど、
くすぐってるときは一杯言ってくれる。
言わしてるだけだけど(笑)

「ぎゃははははははっ、好きっ、好きですーっはははっはははははっ、
 やめて、一回止めてくれーっはははっはははははははっははは」
「えー、本当かなー? やめて欲しくて言ってない?」

「ちがっ、あーっははははっはははははははっ、だっ、大好きだからっーっはっはははははは
大好きだーてっはっーーはっはははははっははっははは」
「じゃあねー、どういうとこが好きか、10コあげてみて?」

いや、痛い女とかじゃないから(笑)
愛されてるのはわかってるけど、たまにはこういう責めも楽しいの。

彼は本当にくすぐりに弱いから、10分以上もくすぐったら、だんだん半泣きになって、かなり苦しそうな声になってくる。そんなに苦しいのに、なんで興奮するのか、私にはちょっと理解できない(笑)

でもアソコにも乳首にも一切触ってあげてないのに、ただずーっと脇の下をコチョコチョしてるだけなのに、彼のアソコはずーっと固くなったままなの。痛そうなくらい勃起して、先っぽを我慢汁で濡らしながら、カラダをよじって大笑いしてることもあるくらい。

大きく固くなったおち〇ちんを振り回しながら、「ぎゃはははっ、やめてっ、やめてっ」って必死に笑い悶えてる彼は可愛い。でもずーっと勃起したまま、苦しそうに笑ってると、ちょっとだけ可哀そうになる。「もうやめてーっ」って半泣きの声を出されたりすると、手を解いてあげて、ギュっと抱きしめてあげたくなる。

でもそこをグっと我慢して、もう少しだけ長くくすぐるの。
だって彼は、それが好きみたいだから(笑)

「そろそろ、気持ちよくしてほしい?」
「あーっははははっはははははははっ、やめっ、くすぐりやめてーっははははっはははは
も、もう限界ーっははははは、っはははっははははは」

「違うよ、質問に答えて。
このままくすぐりがいい? それとも気持ちいのがいいの?」

もちろんたっぷり焦らしてくすぐった後は、彼のを咥えて気持ちよくしてあげる。
その後、手を解いてあげたら、そこからたっぷり彼にHな仕返しされるの。
その仕返しが楽しみでくすぐってるところも、ちょっとある。