侑太くんが絵里ちゃん家の誕生日会でくすぐられた話

投稿 侑太くん
体験談風

僕は〇学生のとき、お友達の女の子の絵里ちゃんの家にお呼ばれしました。
当時の僕はよく絵理ちゃんのスカートめくりをしたり、エッチな悪戯をして泣かれたり怒られたりしていたので、絵里ちゃんには嫌われていると思っていました。
だから絵里ちゃんにお誕生会に誘われたときは、とても意外でした。

でも家につくと、それは罠だったことに気が付きました。

他にも男の子の友達の健司くんや洋介くんを呼ぶ、と約束していたのに、家に到着すると、お呼ばれしていたのは女の子たちだけでした。騙されたと思いました。絵里ちゃんのお母さんはケーキを用意してくれ、僕1人だけのお誕生会がはじまりました。年頃なので、男子が自分1人だけの会は、とても居心地が悪くて気恥ずかしい気持ちでした。

すると絵里ちゃんが「せっかくのお誕生会だから侑太くんも一緒にあそぼ」といいました。

僕はゲームやボール遊びを提案しましたが、もちろん却下されました。女子たちは「こちょこちょゲーム」をやろうと言い出しました。教室でも女の子同士がやっているのを見たことがあります。イチャイチャしながらお互いにこちょこちょしあうという、男の子には何が楽しいかわからない、なんだか恥ずかしい遊びです。

「侑太くんはお誕生日だから、今日はずっとこちょこちょされる役ね!」と絵里ちゃんがいいました。僕は反対しましたが、女の子たちの多数決でそう決まってしまいました。これは絵里ちゃんによる仕返しだったと思います。

学校とちがって、ここは絵里ちゃんの家の部屋なので、逃げ場もありません。

絵里ちゃんたち女の子は、ソファに座った僕を4人がかりで囲んで全身をこちょこちょしはじめました。「ほら、侑太くん、こちょこちょこちょこちょ~」。僕は、4人の女の子たちに一斉にくすぐられました。 女子に数人がかりで身体のあちこちを触られるのははじめてで、とても恥ずかしい気持ちでした。

僕は、なぜか「女子にくすぐられてゲラゲラ笑う姿を見られるなんてカッコ悪い」と思ったので、歯を食いしばって精一杯強がって必死に平気な顔をしました。しかし僕が強がって平気な顔をしてるのはバレバレでした。

絵里ちゃんは嬉しそうに「ふふ、強がっちゃってかわいい。ほら、我慢しないでたくさん笑ってもいいんだよ? こちょこちょこちょ」 そういって、絵里ちゃんは僕の服の中に手を入れて、直接、こちょこちょしようとしました。

僕は恥ずかしさで耳まで真っ赤になり、腕を振り回して、必死に唇を噛んで我慢しながら暴れ回りました。ソファから転げ落ち、身体をまるめて足をバタつかせ、本気で暴れました。僕があまりに本気で力一杯暴れるので、だんだん女の子たちもイライラしはじめました。

「もう! 侑太くんはこちょこちょされる役なんだから! じっとして!」絵里ちゃんが不満そうにいいます。

するとそこに、絵里ちゃんのママがお菓子のシュークリームを持って、リビングに戻ってきました。「あらあら、楽しそうなことしてるわね」。僕は、大人が来たことで少しほっとしました。絵里ちゃんのお母さんが、女子たちを諫めてくれると期待したからです。

しかし絵里ちゃんのママは意外なことをいいました。「うふふ、ママも混ぜてもらおっかな?」
優しそうで美人な絵里ちゃんのママは、ニコニコしながらそういうと、僕の真後ろの床にあぐらをかいて座り込みました。そして僕の両手首をしっかりつかむと高く持ち上げてバンザイさせてしまいました。

「ほら、ママが暴れないように、おさえておいてあげるわ。
 うふふ、皆で好きなだけこちょこちょしていいわよ」

いきなり大人が女子側で参戦したことで、僕の立場は一気に不利になりました。

絵里ちゃんのママはとても優しそうな微笑みを浮かべていましたが、さすがに大人だけあって力は強く、いくら腕をひっぱってもビクともしませんでした。それに、他所のママを怪我させるほど暴れてはいけない、という少年なりの良心的な気持ちもあって、本気で暴れることができなくなりました。

絵里ちゃんは、悪戯っぽく笑って僕の顔を覗き込みながらいいました。「くすくす、侑太くん。もう逃げられないね」そういって僕の顔の目の前で、指をこちょこちょと動かす仕草をしました。「ふふ、逃げたり暴れたりした罰として、こちょこちょでお仕置きしげあげるからね。覚悟はいい?」

この年頃の女の子が男子に「お仕置き」なんて平気でいえるのは、子供ならではなのか、それともマセてるからなのか。アニメのヒロインの台詞などの影響かもしれません。いずれにしても、こういうドキっとする台詞をいうのは、女の子の方が得意みたいです。僕は、覚悟はいいどころか、恥ずかしくて逃げたくて泣きたい気持ちでした。

「ほーら、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ」

そういうと、女子たちは今度は容赦なく、4人がかりで僕の服の中に手を入れてこちょこちょしはじめました。 絵里ちゃんは、僕が一番弱い腋の下をまっさきにこちょこちょしました。 他の女子たちも、優しくおなかや脇腹をモミモミしたり、つんつんしたり、おっぱいをコチョコチョしたり、背中をツーっと指でなでなでしました。

今度は我慢できませんでした。

「あーーはっはっはっはっははははっははっはっははははははっ!! やっ、やめでーーははっはははは!!
 だめっ!だめーーーははっははっ!!いーーひっひひひひひっ!!」

絵里ちゃんのママは、僕が逃げないようにしっかりと身体を密着させて、両足を僕のカラダに巻き付けて挟み込んでしまいました。身動きのとれない格好で、両手はピンと真上に伸ばして、姿勢よくバンザイさせられました。

僕はくすぐったくてくすぐったくて、顔を真っ赤にしながらゲラゲラと笑い悶えました。 4人の女の子たちは、皆、服の中に手を入れてくすぐろうとするため、僕の顔に顔が近づくほど密着していました。 絵里ちゃんたちは、僕の顔をすぐ近くでのぞき込みながら、耳元であやすように「こちょこちょこちょ」とささやきかけました。

絵里ちゃんは悪戯っぽく笑いながら「ふふ、侑太くん、そんなお顔で笑うんだ。かわいいね」といいました。

この年頃の男の子にとって、女子から「かわいい」と言われることは、屈辱以外の何物でもありません。しかし両手をバンザイさせられている僕になすすべはなく…。絵里ちゃんに腋の下の窪みをモミモミされたり、おっぱいを優しくこちょこちょされて、だらしなく口を開けたまま、顔を真っ赤にして笑うことしかできませんでした。

「あーーーはっははははっはっはっはっはっ!!
 むりむりむりーーははっはははははっ!やめでよーーはははははっはっはははっはははっ!」

僕はあまりのくすぐったさに口を閉じることができず、笑い過ぎてヨダレが口元を伝うのを感じました。 恥ずかしかったけど、両手をバンザイさせられてるので、自分で拭うこともできませんでした。 女の子の1人がくすくす笑いながら、「侑太くん、赤ちゃんみたい」といいました。

日頃からスキンシップ遊びが好きな女の子たちは「こちょこちょ遊び」にも慣れていました。首元をこちょこちょしたり、おへその穴をいじいじしたり、足の裏を捕まえられて、靴下を脱がされて足の指と指の合間をこちょこちょされました。

免疫のない僕は、全身を女の子にオモチャにされて、ただマヌケにヨダレを垂らして笑うことしかできませんでした。

「ひーーひひひひひっ!!こ、降参ってばーーはっははははっ!!
 降参っ!! まいっだがらーーはっはははははっ!! おしりやめでーーっ!!」

絵里ちゃんは、くすぐったい僕のおしりを執拗にこちょこちょするので、僕はとうとう「負け」を認めて降参しました。

両手をバンザイさせられたまま、女の子におしりをこちょこちょされるのだけは、恥ずかしくてたまりませんでした。当時の男の子の感覚からすると、乳首をこちょこちょされるよりも、女の子におしりをこちょこちょされる方が恥ずかしかったと思います。しかも、くすぐったくてくすぐったくて堪りません。

しかし絵里ちゃんは、「こちょこちょ遊びに降参なんてないよ、侑太くん」そう優しくいいました。「これはお誕生日のご褒美なんだから。ほら、じっとして?」そういいながら、両手で僕のおしりを狙いすまして、こちょこちょしました。

僕はみっともなくおしりをフリフリしながら、「もうやだぁーーはっははははあはっ!っ、やめてっーーはははっ!」といって、絵里ちゃんのくすぐったい指から逃れようと悶絶しました。 絵里ちゃんの指が届かないところまで、必死におしりを逃がしました。すると今度は絵里ちゃんのママが、空いた手で僕のおしりをこちょこちょしてきました。

まさかママまでくすぐりに参戦してくるとは思いませんでした。

僕は非力なせいか、両手首を束にしてもママは片手1本で掴んで押さえつけられることに気付いたようです。空いた手でおしりをくすぐってちょっかいを出してきました。僕は、絵里ちゃんと絵里ちゃんママに2人がかりでおしりをコチョコチョされ、必死におしりをフリフリしながら降参しました。

その様子をクスクス笑いながら見ていた絵里ちゃんママがいいました。

「ふふ、皆、侑太くんのズボン脱がせちゃったら?
 ほら、ママがおさえておいてあげるから」

僕は、優しそうにほほ笑む絵里ちゃんのママに泣きたくなりました。大人なのに、女子にばっかり味方するなんて不公平でずるいと思いました。

しかし絵里ちゃんのママは、有無をいわさずに僕を正面からギュッと抱きかかえて、動けないようにしてしまいました。絵里ちゃんママのやわらかい身体につつまれて、いよいよ身動きがとれなくなりました。おっぱいが顔に当たるのがわかりました。照れくさくて恥ずかしくて必死に逃げ出そうとしましたが、ぎゅっと抱きかかえられてて脱出は不可能でした。

「ほら、皆、今のうちよ?」絵里ちゃんのママが優しくそういいます。

女の子たちの手が僕のズボンにかかり、チャックを外されるのがわかりました。僕は必死に足をばたつかせようとしましたが、上半身の身動きが全くとれない上、相手は4人の女の子なので、勝ち目はありません。なすすべなくズボンを脱がされ、パンツ1枚になるのがわかりました。

1人の女の子がくすくす笑いながら悪戯っぽく「パンツも脱がしちゃう?(笑)」といいました。僕はほとんど泣き声をあげて「やめて」といいました。絵里ちゃんのママは、また優しい声で「いくら男の子でもパンツはだめよ。許してあげなさい」といいました。

女子の1人は、「でも侑太くんはいっつも、恥ずかしいからやめてって言ってもスカートめくりしてくるのよ!」と不満そうにいいました。絵里ちゃんママは「そうなの? それはいけないわね」といって僕の顔を優しくのぞきこみました。僕は涙目になりながら「ごめんなさい、もうしません」といいました。

「そう?いい子ね。ママとの約束よ?」と絵里ちゃんママはいいました。
「もしママとの約束を破ったら、またこの部屋でこちょこちょの刑よ? 今度はパンツも脱がして、おちんちん丸出しの恥ずかしーい格好でこちょこちょするからね?」 絵里ちゃんママは優しくそういいました。僕は顔を真っ赤にして泣きべそをかきながら頷きました。

ママはまた僕をぎゅっと抱きしめました。
どうやら絵里ちゃんママも、元々この計画を知っていたようでした。

「ママ、そのまま捕まえておいてね?
 お股こちょこちょの刑にするから」

絵里ちゃんはそういうと、2人の女の子が僕の足を左右に開いて、それぞれ足首の上にのって押さえつけました。絵里ちゃんは、僕の両足の間に座り込み、下半身も逃げられないようにおさえつけると、パンツ1枚の上から僕のおしりや股のあたりをこちょこちょしました。

「っ!!っっひーーひひひっひひひひひひっ!!ひーーひひひひっひひひひっ!! やめでーーははっはははっ、ごめんなざいーーーーひひひひひひひひひっ!!」

僕はうつ伏せで絵里ちゃんのママの胸に顔をうずめたまま、足を大きく開かされて、女の子たちにおしりやお股をこちょこちょされました。僕はあまりのくすぐったさに、絵里ちゃんのママの胸をヨダレだらけにしながら、泣きながら笑い悶えました。 女の子たちは、交代で順番に僕のおしりや股をこちょこちょしました。

女の子の1人が「次、女子たちのスカートめくりしたらこうだからね?」といって、パンツの上からおちんちんをこちょこちょしました。「あはははっはははっ!!そこだめそこだめーーははっははははっ!!」男の子の一番敏感な弱点をこちょこちょされて、あまりのくすぐったさと情けなさに、顔を真っ赤にして悶絶しました。一杯よだれがでました。

「あはは、すごい反応。 侑太くんかわいい! 私もやりたい!」絵里ちゃんはいいました。絵里ちゃんママは、必死にいやがる僕の両足の太ももを後ろから抱えると、まるで赤ちゃんポーズのようにM字開脚に広げてしまいました。

その後の数分間は、僕にとって一生の記憶に残る、地獄のような天国のようなお仕置きでした。

女の子たちが代わる代わる交代で、パンツの上から僕のおちんちんをこちょこちょしたのです。僕は絵里ちゃんママに両足を抱えられて広げられたまま、なすすべなく無防備な弱点をこちょこちょされ、涙とよだれを垂らしながらおかしくなるまで「ごめんなさい」させられました。

あのときの恥ずかしさとくすぐったさは忘れられません。

「やだっ!やめてーーははっはははっ!!ひーーひひひひっひひひひっ!ごめんなざいーーひひひひっ!」

その日以降、僕はクラスでも絵里ちゃんたちに逆らえなくなりました。

僕がはじめて女性に敗北しくすぐられてM男に目覚めた日

昔の僕は典型的なお調子ノリの悪ガキだった。一丁前にガキ大将のようなことをやっていて、下級生の男子の子分まで従えていた。

当時、僕が学校終わりにいつも行っていた学童保育所には、阿澄先生というお姉さんがいた。お姉さんは黒髪の女子大生で、清楚でとても綺麗な人だった。悪ガキの僕は、ひそかにお姉さんに恋心のような憧れを抱いていた。

だが、素直でない年頃なので、いつもお姉さんに酷いことを言ってからかったりしていた。

平気でお姉さんに向かって「ブス!」「ブス!」といったり、おっぱいが大きいという理由で「牛女!」と呼んだりしていた。

お姉さんに怒られたり注意されたりするたびに、「やーいっ、妖怪、牛女が怒ったぞーっ!」とか、酷いことを言っていた。

いま思えば、年頃の女性に対して何てことを言っていたのだろうと思う。だが、子供というのはそういうものだ。

お姉さんブチ切れ

ある日、いつものようにお姉さんが「手を洗いなさい!」と注意したところ、僕は「うるせー、ブース! おっぱい女は黙ってろ!」と酷い悪口をいって反抗的な態度を取っていた。

「牛はモーモー言ってろー!」

我ながらよくそんな酷い悪口を次から次へと思いついたものだと感心してしまう。

お姉さんはいつもニコニコしていた。だが、内心、ずっとイライラしていたのだろう。この日、ついにお姉さんはブチ切れたのだ(当たり前)。

お姉さんは、何もいわずに無言で僕の両手を押さえると、体重をかけて馬乗りになった。僕は、子供心にも(あ….、やばい、お姉さん怒ってる….っ)とすぐに気づいた。

だが、僕はそう簡単に負けを認めたりしなかった。

「….や、やめろよっ、ブスっ!
降りろっ、牛女っ!重いんだよっ!」

と、相変わらず生意気すぎる口を利いていた。

お姉さんは僕の背中にどっかりと馬乗りになって体重をかけていた。女性とはいえ、相手は女子大生である。僕が暴れたり抵抗したくらいではビクともしない。僕は床にうつ伏せの体勢で組み伏せられていた。

お姉さんは静かな声で、しかし今までにはない怒りを含んだ威厳のある声でいった。

「いい? 誠君、
女の子に向かってそんな口の利き方しちゃダメなの。
何度も注意してるでしょ?
そういうこと言われたら女性は傷つくのよ?」

まったくの正論である。

だが、僕のようなバカなガキには無意味な説教だった。

「….う、うるせー、降りろっ、
重いんだよ、でっ、デブ、デブっ」

「はぁ….、もう、仕方ないわね」

そういうと、お姉さんは僕に馬乗りになったまま、いきなり僕の脇腹を掴んでモミモミとくすぐりはじめた。

「先生は体罰は絶対に反対なんだけど。
誠君みたいな何度いってもわからない子は、ちょっとお仕置きが必要ね」

そういって僕の左右の脇腹を掴んでくすぐりはじめたのだ。

「ぎゃーーーーっはっはっははははははっーーーはははははははっはははははははっーーーー、あーっはっははっははっ、あーーーあっははははははははははっ」

僕は何がおこったのかわからなかった。ただ強烈なくすぐったさと息苦しさに襲われた。

僕は大声で素っ頓狂に笑いながら、必死にカラダを捩って逃げようとした。お姉さんの体重から抜け出そうとした。

「だーめ、
逃がさないわよ」

お姉さんはそういうと、僕に馬乗りになったまま、足でガッチリ僕のカラダを左右から挟み込んだ。そして、よりどっしりと体重をかけて座り直したのだ。

本当にビクともしなかった。

もちろん、脇腹をくすぐる手は一瞬も止まらない。

「ぎゃははははっ、ぎゃーーーーっはっはっははははははっー、ひぃーっひひひっひっひひひひひひっ、やめっ、やめろーーはははははははっはははははははっーーーー、あーっはっははっははっ、やめっ、やめろあーーーあっははははははははははっ」

くすぐりがこんなに苦しいものだとは夢にも思わなかった。

もちろん、今までも遊びで母親にくすぐられたり、友達にくすぐられたりしたことはある。しかしそれはあくまでただの遊びである。

「お仕置き」としてくすぐられたり、相手を苦しませる意図をもってくすぐられたのは初めての経験だった。

そしてお姉さんのくすぐりは抜群にうまかった。

「ぎゃーーーーっはっはっははははははっーーー、やめでっ、やめでぇぇえーーーーっはははははははっはははははははっーーーー、あーっはっははっははっ、あーーーあっははははははははははっ」

お姉さんはピアノの先生もやっていたので、指遣いが絶妙にうまかった。

「違うでしょ? 誠くん、
『やめて』の前にお姉さんに言うことがあるんじゃないの?」

お姉さんの細長い指には、1本1本にしっかりと筋肉があり、それが別々の生き物のように自由自在に動き回り、僕の脇腹に食い込んだ。

お姉さんの指は、僕の弱点のツボを探すように縦横無尽に動き回った。そして、僕の笑い声がひときわ大きくなる箇所を発見すると、そこにしっかりと適確に指を食いこませ、執拗にくすぐった。

「お姉さんが何度も誠君に、
『酷いこというのやめて』って言ったよね?
そのとき、誠くんはやめてくれたっけ?」

そういって遠慮なく僕の脇腹をグリグリと揉み続けた。

僕は肺の息をすべて吐き出すまで笑わされた。
お姉さんの背中の体重の圧迫感が、さらに息苦しさに拍車をかけた。

(くすぐったいくすぐったいくすぐったいくすぐったいくすぐったいくすぐったいくすぐったいくすぐったい)

僕は生まれてはじめて、くすぐった過ぎて涙が出る、という感覚を味わった。口からは狂ったように笑い声が飛び出し、視界は涙でぼやけた。気付いたら、ひーひーと笑いながら泣いていた。

「ぎゃーーーーっはっはっははははははっーーー、やめでっ、やめでぇぇえーーーーっ、ごめんなさいーーーっ、はははっ、はーっはははははははっはははははははっーーー、お姉さんっ、お姉さんやめでーーぇぇぇっ、あーっはっははっははっ、あーーーあっははははははははははっ」

逃げだしたくてもビクともしない。僕の意思とは関係なく、遠慮なく脇腹に送り込まれ続ける強烈なくすぐったさの刺激。

そのうち、お姉さんの指が僕の本当の弱点のツボを捉えた。多分、脇腹と腰骨のあいだくらいのツボだったと思う。

「だぁぁぁぁー―ーーーーーーはっはっはっはっはっはっ、いやいやいやいやぁぁーっははっははっははははっはははははははっ」

「ふーん、ここがいいのね?(笑)」

僕は本当に死ぬかと思った。

このまま逃げられずに、その脇腹のツボをぐりぐりされ続けたら、絶対に気がおかしくなると思った。逃げられない状態でくすぐられ続ける恐怖感をはじめて感じた。

一方、お姉さんはそこまで僕が苦しんでいたとは、多分、気づいてなかったと思う。

自分のくすぐりの上手さにも多分、気づいていなかった。単純に、普段は生意気な僕がゲラゲラ笑っているのを見て、お仕置きが楽しくなってきた様子だった。

子どもにはちょうどいいお仕置きだ、というくらいにしか思ってなかったと思う。

だが、僕にしたら叩かれる方がよほど楽だったと思う。それくらいお姉さんの指によるコチョコチョはきつかった。

「はぁぁぁーーーっはっはっはっははははっはっはっ、ちがっ、違いますーっははははっ、やだぁーーーっはっはっはっはっはははっはははっ、むりっ、死んじゃうっーっはははっはっはっははははっ」
「ごめっ、ごめんなさいっ、あー--ーははははっはっはっはっははっっ、せっ、先生ーーっ、ごめんなさいーっはっははははははっははははっ」

僕は1秒でも早く許してほしくて、泣きながら何度もごめんなさいと謝った。

お姉さんのSモード

お姉さんは僕をくすぐってお仕置きしているうちに、普段は見せないSっぽい一面が出てきたようだった。

「ふーん、でも誠くんは本当に悪いと思ってるのかなぁ?
コチョコチョやめて欲しくて言ってるだけじゃないのー?(笑)」

「ぎゃーーーーっはっはっははははははっーーー、ちがっ、違いばずーっはっはっはっはははははっはははははははははっ、は、反省じでまずっ、ごめんなさいーはっはははははっはははははっはははっ」

僕が泣きながらカラダを捩って、お姉さんの馬乗りから抜き出そうとするたびに、お姉さんは僕の足首を掴んであっさりと元の位置まで引きずり戻した。そして、また背中にしっかりと体重をかけて座り直し、コチョコチョを続行した。

「こーら、どこ行くの?
まだお姉さんがお話してる途中でしょ?」

「はーっはっはははははっははっ、はーっははっ、もう許じでっ、許してぐだざいーっはっははははっはっ、も、もう絶対っ、悪口言いまばぜんーっはっはははっははははっはっ」

時間にすると多分、10分ほどの出来事だったと思う。
だが、僕には本当に永遠に続く終わりのない拷問のようだった。

密着くすぐり

僕があまりに何度も逃げようとするので、お姉さんは、僕に上からギュッと抱きつくようにして覆いかぶさって密着した。これで本当に逃げられなくなった。

お姉さんの吐息が僕の顔にかかる。背中におっぱいが強くあたるのを感じたが、当時の僕は、逃げれない恐怖感からそれどころではなかった。

「ふふふ、これで逃げれないね(笑)」

そしてお姉さんは、その体勢のまま、再び脇腹をくすぐりはじめた。

「ぎゃーーーーっはっはっははははははっーーー、ごめんなさいーはっはははははっはははっ、ごめんなさいーはっはははははっはははっ、ごめんなさいーはっはははははっはははっ」

このときのお姉さんは今まで見たことのないくらい意地悪だった。

今までの侮辱的な悪口の仕返しだったのか、お姉さんなりの教育的な指導だったのか、それともくすぐってるうちに男の子をイジメるのが楽しくなってしまったのか、今となってはお姉さんの真意はわからない。

お姉さんは、密着して僕をくすぐりながら、耳元で囁くように言葉責めをした。

「ふふふ、コチョコチョ嫌なら逃げてもいいんだよ?
男の子なんだから逃げられるでしょ?(笑)」

「それとも、誠君は男の子なのに女の人に
力で負けちゃうの? 恥ずかしいねー(笑)」

「ほら、男の子なんだから頑張って?
ほーら、こちょこちょこちょこちょ」

泣きながら必死に逃げようとするも、お姉さんは全く力を緩めてくれる気配はない。

「ぎゃーーーーっはっはっははははははっーーー、やめでっ、ごめんなさいーはっはははははっはははっ、くすぐりっ、やめでーーぇぇぇっはははははははははははっ」

このときの強烈な恥ずかしさは今も覚えている。
体温が上昇し、顔が真っ赤になり、頬が火照る。

(男の子が女の人に負けるのは、恥ずかしいことなんだ)

僕はそのときはじめてこのことを強烈に意識した。
それまでそんなことを意識したり、考えたこともなかった。

いま思えば、これが僕がこの先の人生でずっとMに目覚めるキッカケだったと思う。
お姉さんは、強烈なくすぐったさと同時に、僕にM気質を植え付けたのだった。

「ふふ、
許して欲しかったら、ちゃんと『僕は女の子より弱いです、もう絶対に女の子には逆らいません』って言ってごらん?」

「はぁぁーーーーっはっははははっはははははははっ、ぼ、僕はっ、女の子よりっ、弱いでずーっはははははっははははっはははっ」
「も、もう絶対にっ、ははははははははははっ、女の子にはーっはははっ、逆らいばぜんーっはっはははっははははっは」

これを年頃の男の子が言わされるのは相当な屈辱だった。

「よくできました。
いい?もう反抗的な態度とっちゃダメよ? わかった?」

「ぎゃーーーーっはっはっははははははっーーー、わがりまじだっはーはっはははははっはははっ、許じでくだざいーっはははははははははははっはははっはははっはははっ」

「先生に対してだけじゃないわよ?
今度、女の子に生意気な態度とってるのを見かけたら、先生、また誠君のこと泣くまでコチョコチョするからね?」

「ひぃーっひひひっひっひひひひひひっ、はいっ、はいっ、わがりまじだっーっはっはっはっはははははっはははははははははっ、はははーーはっはっはははははははははっ、もうやべでよぉーっはははははっはははは」

こうして僕は、二度と女の子に対して悪口をいったり、汚い言葉遣いをしないことをお姉さんに約束させられた。

それ以来、2度とお姉さんにくすぐられることはなかった。僕は女性にくすぐられるという性癖に目覚めたが、あのときほどくすぐったい経験をさせてくれる女性には、その後も出会ったことがない。