俺のうちは7人家族だ。
だが、俺以外はすべて女。母親と姉が4人、妹が1人。ちょっと訳ありで父親はいない。そのため、うちは小さい頃から完全に女社会だった。「男は女の子に逆らってはいけない」という教育方針を徹底的に植え付けられた。
よく生意気な態度を取って言うことを聞かなかったり、1つ上の姉や1つ下の妹と喧嘩すると必ず俺が罰をうけた。喧嘩両成敗という言葉があるが、「男の子と女の子が喧嘩した場合は、男の子が常に悪い」というのが我が家のルールだった。
1つ下の妹と喧嘩をすると、妹は必ずそれを姉に言いつけた。すると、姉4人は結託して俺をお仕置きした。お仕置きというのは、我が家では「くすぐり」だ。俺が滅法くすぐりが弱かったので、俺へのお仕置きはいつしか「くすぐり」になっていった。
この日もそうだった。
俺「ふ、ふざけるなっ! マドカ(妹)が悪いんだ、俺は謝らねーよ、バーーカっ」
長女「はいはい、そうね。謝りたくなければ謝らなくていいのよ」
次女「ふふ、今日はその威勢は何分持つのかしらね。」
お仕置きのときは、4人の姉は、それぞれが俺の腕や足(膝)の上に乗って体重をかけた。1番上の姉は6つ年上、2番目・3番目の姉は4つ年上の双子、4番目の姉は3つ年上だ。当時はまだ俺はまだガキだったから、女4人がかりで手足に体重をかけられたらビクともしなかった。
俺「やっ、やめろよっ、離せっ。よっ4人がかりは卑怯だぞーっ、姉ちゃん達のばかーっ、氏ねっ」
次女「ふふふっ、本当口の悪いコねー。反抗期かしら?」
3女「男の子の分際で女に逆らうとどうなるか、まだわかってないのね。」
長女「今日はちょっと厳しめにお仕置きしましょうか。皆、いくわよ?」
いま考えると子供相手にこんな大人気ないお仕置きはないだろう。姉4人は、しばらく俺が抵抗できなずにもがく状況を楽しんだ後、4人がかりで一斉に全身をコチョコチョし始めた。
服の中に手を入れ、まさぐり、脇の下・脇腹・おなか・足の裏、膝・太もも・内もも・おへそ・胸・おしりなど、余すところなく、全身を容赦なくコチョコチョされたのだ。少年にこんなのが耐えられるわけがない。
「ぎゃーーーーっっっははははははははははっはははははははははははははははははははははははははははははは、はーーーっはっははははははっはははははははははははははははははははははは」
長女「そんなに怒っちゃダメよ、ほーら、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ」
次女「楽しいわねー。もっと可愛く笑ってごらん? ほーら、楽しい楽しいー」
「だぁーーーーっっっははははははははははっはははははははははははははははは、はーーーっはっははははははっはははははははははっ、ひぃーーっひひひははははははははははははは」
全く手も足も動かせない、身動きの取れない状態で、敏感な少年のカラダの上を40本の指が這いまわって、全身をコチョコチョされるのだ。そのくすぐったさは想像を絶するものだ。俺はくすぐりが死ぬほど辛くて苦しいものだというのを、早い時期から身体に覚えさせられていた。
姉4人のしなやかな指が少年のカラダに襲い掛かる。
脇の下の窪みをコチョコチョされ、アバラに細い指を食いこませてグリグリと揉まれる。半ズボンの裾から手を入れられてパンツの際をコチョコチョされる。靴下を脱がされて足の裏をガリガリとくすぐられる。おへそに指を入れてクリクリとほじられ、まだ未発達な乳首をTシャツの上から優しくコチョコチョされる。
「ぎゃーーーーっっっははははははははははっっ、待ってっ、-っははは、き、きつーっははははっはははははははははははははははははははははははははははははははははははは、やめーーーっはっははははははっははははははははははははははははははははは、ギブーっははははっはははははははははははは」
次女「ふふっ、何? もうギブなの? まだ30秒よ?」
4女「まだ私、全然本気出してないんだけど」
3女「私もよ、本気度でいったらまだ2割くらいかしら」
長女「そうね、男の子なのに少し我慢が足りなすぎるわ。皆、もっと強くしていいわよ」
全員のくすぐりの手が一切に強まる。
「だめーーーーーーっっっははははははははははっははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっ」
あまりの強烈なくすぐったさに、身体が生命の危機を感じる。
防御反応から必死に手足を縮めようとするが、しっかり体重を乗せられているのでビクともしない。全身から汗が吹き出す。笑いたくもないのに、とめどなくゲラゲラと笑い声がお腹から溢れ出てきて、肺の空気がカラカラになるまで搾り取られる。
息を吸いたくても吸う暇がなく、頭がパニックになり、苦しくて勝手に涙が溢れでてくる。
くすぐりというと子供の遊びだと思うかもしれないが、敏感な年頃の男の子からしたら、抵抗できない状態で、くすぐったいところを知り尽くした意地悪な年上の大人の女性(少年からしたら高校生はもう十分大人だ)に徹底的にくすぐられるのは、これはもう拷問以外の何ものでもない。
俺「あーっっははははははははははははははははっっ、ごめっーっはっはははははははははははははっははははは、し、死ぬっーっっはははははははははははははははははははは、ごめーっはははははははははっっっ、なさーっははははははははははははははははははは」
「謝らない」という前言を撤回して、必死に謝ろうとするが、今度は姉のくすぐりの手がそれを許してくれない。脇腹をグリグリと揉むようにくすぐったり、足の裏をガリガリとくすぐったりして息をすべて吐き出させようとしてくる。あまりのくすぐったさに、俺は苦しくて苦しくて喋るどころではない。
まだ開始2分だというのに、俺はもう泣きながら笑い狂っていた。
次女「どうしたの? 何か言いたいことがあるなら、はっきり言いなさい」
3女「言いたくないなら言わなくてもいいけど。早く『ごめんなさい』しないと死んじゃうわよ?(笑)」
俺「やーっははははははははははははははははっっ、やだっーーーっはっはははははははははははははっははははは、ごめっっっなさーーーっっはははははははははははははははははははは、おねがっはははははははははっっっ、なさーっはははははははははっ、息できっはははははははははははははは」
4女「今日は全然謝ろうとしないのね、なかなか頑張るじゃん!」
次女「本当ね、少し見直したわー。意外と根性あるじゃない」
3女「ふふふ、本当ね。じゃあ、もう少し強くくすぐってあげたらどう?」
俺が泣きながら必死に「ごめんなさい」を言おうとしているのをわかっていながら、聞こえないふりをして口々に意地悪なことをいう姉たち。あれだけ生意気な口をきいた以上、開始3分で「ごめんなさい」することなんて、姉たちが許すはずがなかった。いつもは一番優しい長女も、今日は厳しかった。
長女「そうね、残念だけど反省の態度が見られないわね。 皆、もっと本気でくすぐっていいわよ? 謝る気になるまで、全力でコチョコチョしてあげましょう」
俺「ぎゃーっははははははははははははははははははははははははははっははははははははははははははははははははははははははははははっっ、死ぬーっはははははははははははあはははは、ごめっははははははははっははははは、てばーっははははははははははは、い、言ってーっはははははははははっるのにーっはははははははははっ、言ってーはははははははははははははは」
俺はありったけの大声で爆笑した。
必死に「ごめんなさい」してるのに聞いて貰えない悔しさ、息ができない苦しさで、目からは涙がとめどなく溢れた。だが、それでも傍目にはゲラゲラと大爆笑してるようにしか見えないだろう。姉たちにはちょっと厳しいお仕置き、という程度のイメージしかないかもしれない。
俺「はっーーーっはっはははははははははははははっははははは、ゆるーーーっっはははははははははははははははははははは、おねがっはははははははははっっっ、なさーっはははははははははっ、息がーっはははははははははははははは」
次女「ふふふっ、女の子に逆らったらこうなるっていうのを、この年から教えておかないとね♪」
4女「そうそう、泣いて謝るくらいなら最初から女の子と喧嘩なんかしなきゃいいのよねぇ(笑)」
3女「今度、生意気なことしたら、素っ裸に剝いてコチョコチョするから覚悟しなさいよ」
俺はその後も謝ることも許されず、1時間にわたって4人の姉にコチョコチョされ続けた。いつものお仕置きは長くても5分間くらいなので、1時間は最長記録だったと思う。あまりのくすぐったさに、俺は情けないことに泣きながらパンツの中でお漏らしをしてしまった。
俺「トイっーっははははははははははははははははははっ、レーっはははははははははははは」
俺「もっ、もーっははははははははははは、漏れっはははははははははっはははははは」
次女「くすくす、さっきから何言ってんの、この子?」
俺「ひーーっひっひひひひひひっひひひひひいひ、む、無理っーはははははははははっはははははははははは、おしーっははははははははははははははははははははは、おしっはははははははははっはははははは、こっあははっははははははははは」
次女「何が無理なの?ちゃんと言いなさい」
3女「何? おしって? おしりをくすぐって欲しいの?(笑)」
4女「わかったわ。じゃあ、私がおしりを集中的にくすぐってあげるわね」
俺「ちっ、ちがーっははははははははははははははははははははははははははっははははは、いやーっははははははははははははっはははははははははははははははっ」
こんな調子で、とうとうパンツの中でおしっこを漏らすまでくすぐられ続けたのだ。あっという間に染みがパンツやズボンに広がる。俺はあまりの恥ずかしさと悔しさに方針状態だった。
3女「ねえ、この子、くすぐったすぎてお漏らししたみたい(笑)」
次女「もーう、恥ずかしい子ね(笑) トイレに行きたいならそう言いなさいよ」
4女「くすくす、幼稚園でもそれくらいできるわよ」
俺「ひっく、ごめんなさいぃ、お姉ちゃん、もう許してくださいぃぃっ、ううぅぅぅ」
長女「皆、どうする? もう反省したみたいだし、許してあげる?」
次女「そうねぇ、まぁマドカ(妹)の件はこれくらいでいいんじゃない?」
3女「私もそう思うわ。でもお漏らしの件は、別でお仕置きが必要なんじゃない?」
長女「うーん…、それもそうね。」
俺「いやだぁぁぁぁああ、ひっく、も、もうコチョコチョは嫌ぁぁぁぁぁっ」
俺「いやっーーーっはっははははははははははははははははははっははははは、ごめっっはははははははははははっなさっーーーっひーーーひひひひっひひひひひひひひっひひひ、ゆる、許ーっははははははっしてっははははははははははははははははっ」
俺はその後もビショビショのパンツを履かされたまま、30分以上くすぐられ続けた。俺は涙で顔をグチャグチャにし、ヨダレをダラダラと垂れ流し、半分白目を剥きながらハチャメチャに笑い狂った。こうやって躾けて育てられたせいで、今でも女性には逆らってはいけない、という教えが身体に刻みこまれているのだった。